ふぐランチ
今日はランチにふぐ料理のお店へ行きました。
ノレンをくぐったその先に待っていた光景は、
店内は壁にかかるフォークギター、70年代ミュージックのメドレー演奏、端が焼け焦げたような楽譜、などなど。
およそフグ料理を食べにきた事など吹き飛んでしまうものでした。
店長のオジサンはチョボヒゲをたくわえた推定年齢50歳くらい。
お客ととても仲良く話している、愛されキャラのようでした。
ただ店長曰く奥さんには逃げられちゃったそうです。 そんなことを不意におっしゃる、親しみやすさ?
そう言われて店内を見直すと、子供の書いたような絵が壁に貼ってあったり、立川談志師匠と写る小学生くらいの子供の写真が飾られていたり。
店長の歩んできた半生、家族に何があったのか、想像は巡ります。 お子様は元気でしょうか。
不思議な風景にも目が止まりました。
カウンター裏の書棚、その上には先述の師匠と子供の写真が飾ってあったりするのですが、その手前の方の板に上から斜め下に突き刺さっている刃の深い包丁。(下の写真、中央付近)
4人席のテーブルの上には4連のコンロが据え置かれていました。
まさかその4連コンロがスペクタクルなアトラクションのスイッチだとは気づいていませんでした。?

そのアトラクションは突然でした。
1つ目のフグ鍋が4連のコンロの端に置かれました。
しかしその置かれた下の火はまだ点いていませんでした。
店長が持ってきたチャッカマンは火が点かないというので、我々の一人からライターを貸しました。 鍋を置いていた以外の残りのコンロに火をつけていく店長。
やがて店長は鍋を置いていた下には点火していないことに気づかれたようでしたが、そこで鍋を隣へずらして置いて点火するというのは常人の発想。
それではスペクタクルは生まれません。 箸袋の紙の端を点火している火へかざし、その火を鍋の下へ差し入れました。
その時でした…。 火をそっと消すのかと思いきや、店長は火のついた箸袋をヒョイと後ろへ回し、それは火の粉を振り撒いたまま鮮やかに我々の目前を通り過ぎました。 箸袋は若干火を残したままカウンターの上へ置かれ、最後までそのままでした。
なんやかんやでしたが、お昼から食べるフグ鍋はとても美味しかったですよ。

オナカいっぱいで1000円でした。
味と不思議な空間と店長が織り成すファンタジーは価格以上だったでしょう。
常に店先の看板はCLOSEDなのでご注意を。 (それでもお客がやって来ていたのは、すべて織り込み済み?)








