※記事中のリンクについては配信当時ではなく、最新データとなっております。
株最高値もAI関連に一極集中!ネクストブレイク銘柄とは
6月の日経平均株価は、一時的に下落する場面もありましたが、中盤以降は上昇基調を強め、7万2,500円を超えて史上最高値を更新しました。今月は、米スペースX社の大型IPOが市場の注目を集め、リスク要因でもありましたが、大きな波乱はなく、AI関連株への追い風となりました。また、中東情勢では米国とイランが戦闘終結を定めた覚書に署名し、ホルムズ海峡も開放の見通しが強まったことから、市場ではリスクオンの展開が進みました。国内では日銀が追加利上げを決定し、政策金利は0.75%から1.0%へ引き上げられました。
日経平均は最高値を更新した後は、一旦調整する形となりましたが、再度最高値近辺に上昇しています。物色の動向は半導体を中心としたAI関連に偏った状態が続いていますが、株価の日々の上下動が激しくなっています。

次に、為替の動きです。

ドル円は160円近辺でのもみ合いが続いていましたが、ここにきて161円台まで円安に振れています。
日銀は利上げを決定したものの、米国FOMCでは政策金利が据え置きと将来的な利上げ含みで米国長期金利が上昇し、円は弱含みました。160円を超える水準では、政府・日銀による為替介入の有無も注目ポイントとなっています。
続いて、過去1か月間の東証33業種別指数の騰落率ランキングを見てみましょう。

上位には、電気機器、ガラス・土石製品、金属製品など、AI関連の半導体や先端材料に関わる業種が並びました。この傾向が続いています。
TOPIXはこの1か月で1.51%上昇しましたが、一方で騰落率がマイナス(月間で下落)となった業種も18業種にのぼりました。指数全体は堅調に推移しているものの、一部のAI関連銘柄が相場をけん引する構図が続いており、引き続き、いびつなマーケットといえます。
今回は、こうしたAI関連相場の動向を象徴する銘柄として、フジクラを取り上げます。

上は、フジクラが2026/6/18引け後に業績予想の上方修正を発表し、翌日から2日連続でストップ高になり、その後もみ合っている画面です。(my株の個別銘柄のサマリーページ)
実は、フジクラは、2026年5月に8,000円近くまで上昇した後、半値近くまでの下落をしていました。

上の図は、フジクラの業績予想の推移を示したものです(my株の業績ページ)。
これを見ると、前期決算の発表と同時に今期の業績予想が公表されましたが、その内容は比較的小幅な増収増益だったことが分かります。それまでの株価には大幅な業績成長への期待が織り込まれていたため、市場には失望感が広がり、株価急落につながりました。
ところが、その発表からわずか1か月余りで業績予想を大幅に上方修正し、株価はストップ高となりました。
このように、生成AI関連銘柄は期待が大きい分、期待に届かないニュースが出れば株価が大きく下落するリスクを抱えています。一方で、今回のケースでは、生成AI関連の需要が実際の業績拡大として表面化したケースとも言え、AI関連相場が想像以上に粘り強い裏付けにもなっていると考えます。
◆今後の投資戦略
生成AI関連株については、「バブルがいつ弾けるか」という警戒感が続いてきました。
一方で、相場をけん引する状況がここまで続くと、関連銘柄を組み入れていないと相場に取り残されるため、警戒感を抱きながらも半ばやむを得ず生成AI関連銘柄に乗り換える人も増えているのではないでしょうか。
一般的には、市場参加者の大半が肯定する状況こそがバブルが弾ける前兆とも言われますが、すでに指標面など客観的基準が通用しない状況ですので、あとは個々のスタンス次第と言えます。(情報量がゼロですが)
今回の投資戦略としては、バリュー投資家的観点で言えば、現在の相場でもある程度の注目を浴びつつ、まだ上昇余力の残る、いわばネクストブレイク的な銘柄に注目するのが一つの策と考えます。
my株 厳選スクリーニング
前述のとおり、現在の相場においてもある程度注目度が高く、業績などのバランスも良い銘柄で、これから物色が回ってきそうな銘柄を発掘できればと思います。
●検索条件
・今期予想PER(倍):15以上20以下
・今期予想配当利回り(%):表示のみ
・時価総額(億円):1000以上
・my株総合スコア:800以上
・75日移動平均乖離率(%):表示のみ
・並び替え:my株総合スコア降順
PERの条件を15以上20以下としています。少し変則的な条件設定ですが、最近の傾向としては割安株に物色が向かず、主力株や注目株に集中しています。
ただ、その次に来るものという発想も徐々に生まれていて、特別割安ではないが、割高感もないような銘柄が次に注目されるのではという狙いです。時価総額は1000億円以上とある程度大型株に絞りました。その上で、my株総合スコアの高いものという条件としました。
生成AI相場が崩壊しないことを望みつつも、本来優良な銘柄でかやの外になっている銘柄にも日の目が当たる日が来ることを願います。
※スクリーニング結果は日々変動します。投資の最終決定は、ご自身で判断されるようお願いします。
my株・株マップYouTube【公式】チャンネルより
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