【2023年4月配信】決算前の不思議な上昇？バフェットが好む日本株銘柄とは

決算前の不思議な上昇？バフェットが好む日本株銘柄とは

株式市場は、米国の金融不安が一旦後退したことや、米国の物価や雇用の状況が比較的予想の範囲で収まっていることもあり、上昇基調が続いています。
米国の金利見通しについては、5月のFOMCで0.25%の利上げ予想がコンセンサスになっているようです。ドル円の為替の動きも緩やかで、穏やかなリスクオン相場の様相です。

上記はTOPIXの週足チャートです。足元では上昇基調に転じていて、高値圏に来ています。先日、米国の著名投資家であるウォーレン・バフェット氏が日本株を買い増す観測が出ましたが、それも株価には追い風になっているかもしれません。

今後の見通しですが、4月末から5月上旬にかけては本格的な決算発表シーズンに入ります。
今回は本決算で、多くの企業で2023年3月期の結果と2024年3月期の予想が発表されますが、日本企業の特色として、業績予想は保守的に出す傾向があります。また、足元では景気悪化の兆しが出ていることもあり、決算自体には不安感があります。それを考えると、足元の株価上昇は不気味にも感じます。
決算で銘柄の評価や株価が動きますので、徐々に発表される同業他社の決算結果なども参考にしながら、売買のチャンスを捉えたいところです。
決算発表に関しては、my株の「決算速報分析」も大いに活用してほしいと思います。

my株　厳選スクリーニング

バフェット氏が投資企業を評価する際に、ROEが資本コストを上回るかどうかを判断材料の一つにしていると言われます。また、割安性も考慮することから、今回のスクリーニングでは、高ROEで割安なバフェット氏が好みそうな銘柄を抽出します。

▶ バフェット氏が買いそうな高ROE＆バリュー銘柄

・今期予想ROE（％）：8 以上
・今期予想PER（倍）：15 以下
・今期予想配当利回り(%)：3 以上
・時価総額（億円）：1000 以上
・ｍｙ株総合スコア：900 以上
・並び替え：過去5年増配回数（回）降順

スクリーニング条件は、ROEを初めとして、割安性指標、時価総額、高my株総合スコアで絞りこみ、過去5年の増配回数で並び替えています。この条件でスクリーニング結果を見ると、バフェット氏が実際に投資した5大商社（伊藤忠商事・丸紅・三井物産・住友商事・三菱商事）がすべて含まれています。
新たな日本株バフェット銘柄の発掘に役立てていただければ幸いです。

※スクリーニング結果は日々変動します。投資の最終決定は、ご自身で判断されるようお願いします。

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