この記事は2025年4月24日に配信されたメールマガジンを再掲載したものです。
※記事中のリンクについては配信当時ではなく、最新データとなっております。

トランプショックで大荒れの市場、賢明な投資スタンスとは

3月末から4月の株式市場はトランプ大統領の関税が現実化し、暴落の様相となりました。株式、米ドル、債券がともに売られるトリプル安となり、市場は大混乱となりました。一方、市場の混乱を受けて、トランプ大統領は一部関税の期間延長を発表したこともあり、株価はある程度反発しました。
以下は日経平均のチャートです。

3月末にかけては、配当の権利落ちもあり下落しましたが、そこに追い打ちをかけるように急落が発生しました。その後、反発しましたが、現在は一進一退の状況です。

続いて、米ドル円の動きです。

年明け以降の円高の流れが継続し、1か月間で10円以上の円高が進みました。市場暴落でのリスクオフの円高もありますが、株価の反発後も円高は進んでおり、米ドルの不信任と米国からの円高圧力のリスクもあり、円高方向へのトレンドが続いています。

▶ my株|マーケット情報

次は過去1か月間の業種別の騰落を見てみます。

下落した業種では、石油・石炭製品、銀行業、非鉄金属といったところが上位です。鉄鋼や電気機器など、関税の直接的影響が大きい業種も売られていますが、本来は内需の銀行業が売られたのが印象的です。日銀利上げが遠のいたという観測も要因になったと考えます。

上昇した業種はやはり、小売、食料品、建設業といった内需ディフェンシブ業種でした。為替の円高や金利の低下も影響を与えていると考えられます。

また、ここ数日の動きで感じるのは、円高=株安の連動性が薄れてきたことです。足元では円高は継続的に進んでいますが、株価は一進一退で、以前よりは円高に対する耐性を感じます。もちろん、内需系の銘柄が粘っている面は強いですが、淡い期待感としては、米国株から日本株へのシフトがあるのではと考えてしまいます。

今後の見通しとして、トランプ関税についての不透明感は残ったままであり、為替の円高も逆風のため、安易にポジティブなシナリオは描けない状況です。
一方で、長期的に見れば「暴落は買い」の経験則も生きていて、今回も日経平均が2,000円を超えるような暴落日は短期的には買いだったということになります。
また、日本株の指標面での割安さもサポート要因になります。
4月末からは第1四半期の決算発表も本格化するため、新たなリスクとチャンスというタイミングも意識する必要があります。
その状況を鑑みて、ある程度のポジション(保有)と余力(現金)を持って、決算発表と更なる下げにも備えるのがベターなのではと考えます。

●今後の投資戦略
今後の決算発表も踏まえると、収益の予想値は本決算を境に大きく変わるリスクもあります。
売り込まれた相場の中で、割安株投資のスタンスですが、収益よりも資産面での割安性にフォーカスします。具体的には、低PBR銘柄に注目します。

my株 厳選スクリーニング

今回は資産の面から割安な銘柄で、高配当、円高が大逆風にならない銘柄をスクリーニングします。

▶ 資産面で割安かつ高配当、円高において逆風に負けない銘柄

・直近四半期実績PBR(倍):0.8以下
・今期予想配当利回り(%):4 以上
・ドル円相関(過去1年):0.4以下
・時価総額(億円):500以上
・my株総合スコア:800以上
・並び替え:my株総合スコア 降順

低PBRで、予想配当利回りが4%以上の銘柄を抽出しています。ドル円相関の項目は0.4以下のため「円高に強い」銘柄にまでは絞っていませんが、円高が大きく株価にマイナスに影響する銘柄は除いた形になります。
逆境にも強い日本に期待し、底力のある銘柄を発掘していただければ幸いです。
※スクリーニング結果は日々変動します。投資の最終決定は、ご自身で判断されるようお願いします。

my株・株マップYouTube【公式】チャンネルより

●最新動画
▶ スクリーニングマスターへの道 第4回「将来TOBの期待もかかる割安株を見つける方法とは」

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▶ 目からウロコの株式投資入門 第15回「市場が暴落したときの賢明な行動とは」

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今月も最後までお読みいただきありがとうございました。

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