【2022年5月配信】本決算を振り返る、日本株は買いなのか？

本決算を振り返る、日本株は買いなのか？

マーケットは引き続き不安定な状況が続いています。最も懸念されているのが「米国の金利上昇」と「景気鈍化」です。主要な指数を見てみましょう。
▶ my株のマーケット情報｜株価指数・為替をチェック

国内の指数はなんとか踏ん張っている感じですが、マザーズや東証グロース指数は大きく下げています。米国は日本株以上に軟調で、特にNASDAQの下げがきつくなっています。

こうした中、国内では５月の決算発表が一巡しました。
今回の本決算発表企業について集計してみました。※2,153社対象

＜前期の実績＞
売上高が増収となった企業の割合：76.9%｜経常利益が増益となった企業の割合：72.37%
＜第4四半期のみ＞
売上高が増収となった企業の割合：66.89%｜経常利益が増益となった企業の割合：53.43%

通期で見ると好決算だったことが分かりますが、直近では、勢いが減速していると言えます。

また、今期の予想については
増収予想の企業の割合：86.99%｜増益予想の企業の割合：57.06%

となりました。売上高については強気なものの、円安や資源高、原材料高を受けて、利益については慎重な見通しとなっていると言えます。
なお、今期予想をベースにした東証プライム市場銘柄の平均PERは15倍～16倍程度です。一方で、想定為替レートについては、ドル円で120円未満程度に設定している企業が多く、このままのドル円水準が続けば、海外比率の高い企業にとっては利益の上乗せ要因になりそうです。

今後の見通しとしては、金利上昇局面での成長株への逆風は続く可能性が高く、引き続き、割安株や高配当株が物色の中心となると考えます。また、日本株についても米国株と比較すると割安感が強く、日本株に対する見直し機運も高まるのではと期待します。

my株　厳選スクリーニング

直近の決算の結果が改めて意識される展開を考え、本決算と第4四半期決算の内容が良好な銘柄に絞ります。その上で、高配当利回りの割安株を抽出します。
▶ 本決算＆直近四半期業績が良好で高配当利回りの割安銘柄

・業績（本決算）スコア： 800 以上
・業績（四半期）スコア： 800以上
・今期予想PER(倍)： 15 以下
・今期予想配当利回り(%)： 3 以上
・時価総額（億円）： 300 以上
・並び替え： my株総合スコア　降順

※スクリーニング結果は日々変動します。投資の最終決定は、ご自身で判断されるようお願いします。

my株・株マップYouTube【公式】チャンネルより

●次回公開予定のお知らせ
新シリーズ「目からウロコの株式投資入門」が始まります！
全ての株式投資家に向けた、教科書には書いてない「株式投資をするなら知っておきたい投資の考え方やコツ」などを紹介していきます。
第1回は「PER（株価収益率）」についてです。PERの低い銘柄＝割安株と言われるけど、銘柄を選ぶ際、それだけで判断していいの？といった疑問をお持ちの方必見です。公開は2022年6月上旬予定です、どうぞお楽しみに！

●人気の動画
▶ お宝銘柄を探してみよう！第6回　上方修正銘柄の裏を読む！
▶ my株を無料で使い倒す！！第1回　有望株を簡単に探せるmy株スコアってなに？

my株、株マップ.comをご利用いただいているみなさまの投資をサポートする動画を順次配信していきます。ご意見、ご感想、高評価などお寄せいただけると幸いです。チャンネル登録もぜひお願いします！
▶ my株・株マップ公式チャンネル

株マップ活用特集

株マップ.comにはコンテンツを使いこなすための活用特集があります。
連載となっていますが、目次がありますので見たい内容だけでも閲覧できます。

今回は「第19回：検索結果が0件にならないスクリーニング、株式ドリルダウン検索を体験！」をご紹介します。
株マップの検索ツールを使っていて、自分のこだわりの検索条件を入力し、いざ「検索実行」ボタンを押すと、「検索結果はありません」と寂しいメッセージがでたことはないだろうか。
今回紹介する株式ドリルダウン検索は、常に該当銘柄数を確認しながら、徐々に銘柄を絞り込んでいける銘柄検索ツールだ。従って、検索結果が0件になる心配がない。

▶ 続きはこちらから

※「株マップ.com」タイトル右の電球マークから「株マップ活用特集」ページを閲覧できます。

——————————————————————————-

今月も最後までお読みいただきありがとうございました。